第5食 冥土カフェへようこそっ! 試合前
それは、ある晴れた日のこと。宵闇&亡霊・美食会の面々はとある店へ立ち寄っていた。
〜冥土カフェ・ホワイトローインクロス〜
幽々子様「おかわりよ〜!」
ルーミア「おかわりなのか〜!!」
うどんげ「よく食うな・・・ホントに」
メイドA「はいは〜い、追加の御注文はなんに致しましょう?」
幽々子「サボテンステーキもう10枚と、サボテンサラダ5人前お願い♪」
ルーミア「私も一緒のを頼むのかー」
ミサキ「あー、私はもうデザートにするかな。サボテンアイスとやらをくれ」
メリー「私はもうお腹いっぱいよ・・・」
メイドA「サボテンステーキが20、サボテンサラダが10、サボテンアイスはお1つでよろしかったでしょうか?」
ミサキ「私はこいつらと違って大食いじゃないよ・・・」
メイドA「かしこまりました、しばらくお待ちくださいませ♪」
メイドは恭しく礼をすると、向日葵のような笑顔を振りまき去っていく。
ちなみに、ここはメイド喫茶じゃないよ。店名が冥土カフェなだけで普通に軽食を取るところだよ?
まぁ、制服はオーナーの趣味でメイド服だけどね!
〜厨房裏〜
メイドA「追加オーダーはいりまーす」
メイドB「ええ〜!?まだ!?ぐすん、何よあの御客・・・食べすぎもいいとこだよ〜」
メイドC「まぁ、確かに忙しいけど、今は他のお客も少ないし、よかったかな・・・」
メイドV「みんなー、頑張ってー!今日は特別ボーナス出るって〜!!」
メイドB「よーし、頑張るか!」
メイドD「現金な奴だなぁ・・・かく言う私も嬉しいけど♪」
メイドC「よし、みんな頑張ろう!!」
メイド達「おー!!」
テキパキと各自役割をこなし、料理が作られていく。この店は、美麗なメイド達とその仕事っぷり。
そして、幻想郷の中ではここでしか味わえないサボテン料理のおかげで大層人気があるそうな。
ちなみに、店の場所は冥界と現界の結界から徒歩10分。小高い丘の上にあるらしいよ。
サボテン料理は幻想郷の外側発祥らしいから、外界でも食べられるとか何とか。味は知らないけど。
〜冥土カフェ・店内〜
メイドV「お待たせしました〜、サボテンステーキ20人前、サボテンサラダ10人前、サボテンアイスになります」
幽々子&ルーミア「待ってました〜♪」
ミサキ「どうも、頂くよ」
メイドV「ごゆっくりどうぞ・・・」
同様に礼をして立ち去るメイドさん。
彼女だけ服装が違うのは、このカフェ随一の美人であり、看板娘だからだとか。
メイドV「あたっ!?うー・・・またころんじゃいましたぁ・・・」
Ex慧音「大丈夫か?ほら、捕まれ」
メイドV「あ・・・あぅ、申し訳ないです。おきゃきゅしゃあいたっ!?うぅ、舌噛んだ・・・」
・・・天然のドジっ娘なのもポイントが高いらしい。
ブラックラビ「いいなー、かわいいなー。私もメイド服着てみたいな〜」
メリー「私はパスね。蓮子に着せる方が楽しい」
ハム「ってか、ルーミアさん、幽々子さん、お二人とも食べるの早いですね・・・もう7皿平らげてるし」
幽々子「冷めたら美味しくないもの」
ルーミア「そーなのかー♪」
Ex慧音「ほら、怪我はないか?」
メイドV「も・・・もう心配して頂かなくても結構ですよ♪私強い子です!」
Ex慧音「ふむ、それはよかった」
メイドV「ところで・・・そろそろ放していただけませんか?」
Ex慧音「ん?何を?」
メイドV「手ですよぅ」
Ex慧音「誰の?」
メイドV「私の」
Ex慧音「何故?」
メイドV「仕事が出来ないですぅ」
Ex慧音「どうして出来ないんだ?」
メイドV「放してくれないからです〜」
Ex慧音「え?何を?」
メイドV「手ですよぅ」
Ex慧音「誰の?」
メイドV「私の」
Ex慧音「何故?」
メイドV「仕事が出来ないですぅ」
Ex慧音「どうして出来ないんだ?」
メイドV「・・・って、それさっきも言いました!放してくださいよぅ!!」
小兎姫「迷惑な客だな・・・ちょっと行って来る」
玄爺「さすが警察。幻想郷迷惑防止条例に則って捕まえに行くのですな」
小兎姫「なぁ、メイドさんよ。料理にコレが入ってたんだが・・・どうしたらいいかねぇ?」
メイドV「・・・え?あわわ!申し訳ありません!すぐにお取り換えしま・・・って放してくだしゃいってばぁ!!」
Ex慧音「え?何を?」
メリー「アレも迷惑過ぎる客ね・・・メイドさん、お冷くださいな」
うどんげ「・・・どうでもいいけど、何故Ex慧音がここに」
メイドE「どうぞ。あぁ・・・あの方常連さんなんです。いっつもウチの店員にちょっかい出してまして」
メイドA「ところで、あなた方のお連れ様が仰っている・・・」
ハム「あぁ、気にしないで下さい。あの人精神が病んでまして」
うどんげ「言うようになったね。あんたも」
メイドA「はは・・・出来れば止めて頂きたいんですけど」
メリー「・・・私が止めてくるわ」
〜数十分後〜
幽々子「食べた食べた〜満足よ〜」
ルーミア「ゆんゆんすごいのかー。私より2皿多いのかー」
幽々子「うふふ、ルーミアちゃんももう少し大人になればもっと食べるようになるわ」
玄爺「・・・大人になるとそれ以上食べると・・・恐ろしいですぞ」
メイドV「えと〜先ほどはどうも有難うございました♪お会計の方でよろしかったでしょうか?」
メリー「えぇ、そうね・・・えっと、お金は誰が払うの?」
小兎姫「ん、私じゃないぞ。財布は誰が握ってるんだ?」
うどんげ「あれ?メリーじゃないの?」
メリー「いえ?私はお金を預かってはいないけど・・・」
メイドV「・・・えっと・・・」
ブラックラビ「そういえば・・・4番兎は玄爺さんをスカウトしに行ったんでしたっけ」
玄爺「その時に靴を買って頂きましたぞ」
写真家「えっと・・・それってつまり、お財布は4番が持っていたってことで?」
ルーミア「お金がないのかー」
メリー「・・・加速の靴!スイッチオン!!」
メイドV「食い逃げは許しません!いっきますよー!!」
Ex慧音「おお。スカートがはためく!これは期待でき・・・な、何をするやめろー!!」
メイドC「はいはーい。見ない見ない」
うどんげ「そいつ、永久に眠らせとけ・・・」
〜少女逃亡中〜
メイドV「捕まえました」
メリー「捕まりました」
メイドV「この辺りは私の庭です。逃げようったってそうはいきませんよ!あ、この靴預かっててください」
うどんげ「わかったわ・・・全く、食い逃げしようなんて、メリーは常識人だと思ってたけど。違った?」
メリー「私に罪はないもの!!」
メイドV「とりあえず、お金を払って頂かないことには帰すわけにはいきませんよ!!」
ミサキ「そんなこと言ったって、金がないわけだしな・・・っと、しまった」
メイドV「やーっぱりないんですかぁ!こうなったら、身体で返していただくしかありませんね!!」
幽々子「(ヒソヒソ)」
ルーミア「え?うん、わかったのかー。いやーん、なのかー!!」
メイドV「え!?あぁ、いや、そういうわけでは・・・ごにょごにょ」
小兎姫「と言うか、何故ルーミアがそのボケを担当するんだよ」
Ex慧音「幼女の悲鳴!?こ・・・これは助けざるを得ない!!」
メイドD「おとなしく寝ててください。とりゃっ!」
振り下ろされたフライパンがゴイ〜ンと音を立てた!Ex慧音に890のダメージを与えた!
Ex慧音「ぐふっ・・・メイドの一撃も・・・気持ちがいいな・・・ガクッ」
うどんげ「メイド属性もあったのかこいつ・・・」
幽々子「残念」
メイドV「と〜に〜か〜くぅ!きっちり払って頂きますからね!!」
じたばたじたばた。
玄爺「な・・・何だか可愛いですぞ・・・」
うどんげ「同じく・・・な、なんでかな?」
Ex慧音「せ・・・説明しよう!メイドさん+ドジっ娘。さらに、幼女のような性格となれば当然のけkk」
メイドD「だから、寝ててくださいって」
もっかいフライパンがゴイ〜ンと音を立てた!Ex慧音は今度こそ気絶した!!
幽々子「う〜ん、そうねぇ。じゃあ、サッカーしましょう。その間に払う方法を考えるわ」
メリー「いや、ここでサッカーはないでしょ。展開的に無理矢理にも程が」
メイドV「わかりました!じゃあ、ちゃんと考えてくださいね!!」
メリー「あれ!?乗ってきた!!?」
メイドV「ふっふ〜、私こう見えてサッカーは大好きなんですよ〜!」
メイドA「また始まった・・・VIVITちゃんのサッカー好き」
メイドC「この前も、追加ルールで飲食料割引を賭けて勝負してなかったっけ?」
メイドB「あぁ、そういえば。結局負けてたけどね」
メイドA「さてさて、今回はどうなるかな?」
メイドV「折角ですから、特殊ルールを付けましょう。私からの失点を1以下に抑えたら割引しちゃいます!!」
幽々子「あらあら、それは嬉しいわね。頑張らなくっちゃ♪」
〜冥土カフェ裏・サッカー場。やっと試合準備〜
偽蓮子「今回サッカーの試合が省かれるんじゃないかとひやひやしましたよ・・・」
メリー「まぁ、さすがにそれはないわよ」
Ex慧音「何故私までここに連れて来るんだ?それに、何故か縛られたままなんだが」
看板娘VIVIT「あなたも問題あるお方ですっ!今日と言う今日は許しません!・・・が、サッカーもやりたくて♪」
ルーミア「とりあえず、ここで皆の装備と相手の確認なのかー」
メリー「えっと、相手は看板娘のメイドさんが目立つわね。だから名有りなのかしら」
看板娘VIVIT「自分の名前がなんだか・・・凄く嬉しい物に見えるのは何故なのでしょうか・・・」
Ex慧音「それにしても、絶対領域とは・・・くっ、そのせいで見え」
メイドD「セクハラ発言禁止!もっかいくらいたいですか!?」
Ex慧音「むしろ喜んで!!」
メイドD「・・・もう、構うのやめとこ・・・」
うどんげ「・・・せっかくだから使ってみよ」
ブラックラビ「え?そして何故私が絶対領域?」
うどんげ「メイド服は無理だけど、気分だけあの看板娘っぽくどうかなって」
ブラックラビ「鈴仙様・・・よーし、頑張るよ!」
ミサキ「・・・なぁ、ところで。この2番の兎なんだけど・・・」
幽々子「何かしら?」
ミサキ「私達、すっかり存在忘れて無かったか?」
メリー「・・・え?・・・ちょっと見直してくるわ」
〜少女回顧中〜
メリー「・・・そうね、完全に忘れていたわ・・・」
兎2番「・・・・・・・・・・」
メリー「正確に言うと、この子、3食前半で先行タックルした時以来、一度もボールに絡んでないわ」
兎2番「・・・・・・てたのに」
ミサキ「ん?」
兎2番「折角隠れてたのに!気づくんならせめてもっと早く気づいてよ!今更なんて酷いよ!!」
ミサキ「まぁまぁ・・・だが、プレーに最低限絡むくらいはして欲しいんだが」
兎2番「・・・じゃ、私にも名前ちょうだい。じゃなきゃ、もっと影が薄いまんまだよ・・・」
ミサキ「あぁ、うーん。じゃあ、ミスト」
ミスト「霧!?馬鹿にしてんのかー!!」
メリー「じゃあ、シェード」
シェード「や、だから馬鹿にしてるのかー!?」
うどんげ「じゃあ、もうレアーでいいじゃん」
レアー「未熟!?それとも稀少!!?鈴仙様まで・・・もういいよ!くすん、もう次私が抜けるからね!!」
うどんげ「・・・あれじゃあ、ここにいたいのか抜けたいのかわかんないわね・・・」
ミサキ「ははは、正直このチームでサッカーするの、皆嫌じゃないんじゃないか?」
うどんげ「まぁね、別段危機を覚えるようなことも、今はないし。続けるのも悪くないかなって思ってる」
ミサキ「私も同じだ。さぁて、今日も頑張るとするかね。・・・ちょっと胃が重たいが」
看板娘VIVIT「さ〜、試合開始ですよ〜!!」
5食とキリがいいので兎達の名前メモ
兎8番:ルビー
兎7番:ブラックラビ
兎5番:ヘタレ、ギリ兎、菜々、写真家
兎3番:ハム
兎2番:ミスト、シェード、レアー